40代からの資産形成|食費がかかりすぎ問題を解決する習慣4選

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食費の節約に取り組んでいる方なら、

「節約しなきゃと思うけど、何から手をつけていいかわからない…」

「頑張っているつもりなのに、なぜか食費がかかりすぎている気がする」

「節約で生活の楽しみまで失いたくはないな…」

このようなお悩みや葛藤を抱えているかもしれませんね。

実は、食費の節約は固定費の見直しと違って難易度が高く、ストレスを感じやすいものなのです。

しかし、正しい手順で取り組めば、生活の質を落とすことなく家計を改善し、将来のための資産形成につなげることも十分に可能ですよ。

この記事では、食費がかかりすぎていると感じる方に向けて、

  • なぜ食費の節約は難しいのか、その根本的な理由
  • まず始めるべき「現状把握」の具体的なステップ
  • 家族を味方につける、ストレスフリーな協力の求め方
  • 無理なく続けられる、おすすめの節約習慣

上記について、私自身の40代からの資産形成の経験を交えながら解説しています。

食費の見直しは、単なる我慢ではなく、未来を豊かにするための賢い習慣づくりです。

ぜひ本記事を参考にして、あなたに合った家計改善の第一歩を踏み出してみてください。

目次

なぜ食費の節約は難しい?まず知ってほしい2つの理由

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食費の節約って、実は他の節約と比べて難しい部類に入る、と私は考えています。

固定費のように一度見直せば効果が続くものとは違い、日々の判断の積み重ねが求められますからね。

「食費がかかりすぎている」と感じているなら、まずはその難しさの正体を知ることから始めてみませんか。

理由1:日々の積み重ねで成果が見えにくいから

食費の節約が難しい一つ目の理由は、成果がすぐには見えにくい点にあります。

例えば、今日の買い物で100円安く買えたとしても、その小さな成果が家計全体にどれほどの影響を与えるのか、実感しにくいのが正直なところでしょう。

携帯料金プランの見直しのように、一度手続きすれば翌月から数千円単位で効果が目に見えるものとは性質が異なります。

日々の小さな努力が、月末に大きな差となって表れるのですが、そこまでモチベーションを保つのがなかなか大変なのですよね。

理由2:生活の質に直結し、我慢がストレスになるから

二つ目の理由は、食費が私たちの生活の質や満足度に直接つながっている点です。

「これを食べたい」という気持ちを常に我慢し続けるのは、想像以上に大きなストレスになります。

特に仕事で疲れて帰ってきた日などは、

中堅くん

せめて美味しいものを食べて癒されたい

と感じるのが人情というものでしょう。

節約のために食の楽しみを全て犠牲にしてしまうと、心が満たされず、かえって衝動買いや無駄遣いにつながってしまうことも少なくありません。

この「節約の必要性」と「生活の質を保ちたい気持ち」のバランスを取ることが、食費節約の最も難しい部分であり、成功への鍵とも言えるでしょう。

【ステップ1】現状把握から始めよう!まずは我が家の食費を知る

レシートを虫眼鏡をつかってみている女性の画像

食費節約を成功させるための最初の、そして最も重要なステップは「現状把握」です。

自分が何に、いくら使っているのかを知らないままでは、どこを改善すれば良いのか分かりませんからね。

新人さま

家計簿なんて面倒くさい…

と感じるかもしれませんが、大丈夫です。

まずはざっくりとで構いませんので、お金の流れを「見える化」することから始めてみましょう。

完璧じゃなくてOK!家計簿アプリで支出を「見える化」する

現状把握におすすめなのは、なんと言っても家計簿アプリの活用です。

最近のアプリはレシートを撮影するだけで自動的に品目を読み取ってくれたり、クレジットカードや電子マネーと連携して支出を自動で記録してくれたりするものも多く、非常に便利ですよ。

中堅くん

毎日つけるなんて無理かも…

と思うかもしれませんが、完璧を目指す必要はありません。

まずは1ヶ月だけ、と期間を決めて試してみてはいかがでしょうか。

大切なのは、1円単位で正確につけることよりも「食費」という大きな枠で、自分のお金の使い方にどんな傾向があるのかを掴むことです。

外食が多いのか、コンビニでの「ついで買い」が多いのか、それともスーパーでの買い物がメインなのか。

まずはその傾向を知ることが、効果的な節約への第一歩となります。

家計簿アプリは非常に種類も豊富で、どのアプリを使うかは迷うポイントでもあるともうので、こちらの記事も参考にしてみてください。

我が家は高い?家族構成別の平均食費データと比較してみる

自分の食費を把握できたら、次に気になるのは

中堅くん

うちの食費って、他の家庭と比べてどうなんだろう?

ということですよね。

客観的なデータと比較することで、自分の立ち位置が分かり、具体的な目標設定の参考になります。

総務省統計局が公表している家計調査(2023年)によると、世帯人数別の1ヶ月あたりの平均食費は以下のようになっています。

世帯人数1ヶ月あたりの平均食費(外食費含む)
単身世帯約42,000円
2人世帯約73,000円
3人世帯約88,000円
4人世帯約97,000円

いかがでしょうか。

もちろん、この金額はあくまで全国平均であり、お住まいの地域やライフスタイルによって大きく異なります。

しかし、もしご自身の食費がこの平均額を大幅に上回っているようであれば、改善の余地が大きいと言えるかもしれません。

この数値を参考に、まずは「平均額に近づける」といった目標を立ててみるのも良いでしょう。

【ステップ2】「一人で頑張らない」が鉄則!家族を巻き込む伝え方のコツ

男性と女性が手を取り合って協力している画像

現状把握ができたら、次はいよいよ実践フェーズ…と行きたいところですが、その前に非常に重要なステップがあります。

それは「家族の協力」を取り付けることです。

特にご家族で暮らしている場合、食費は自分一人の問題ではありません。

一人で抱え込んでストレスを溜めてしまう前に、家族を「節約チーム」の仲間にしてしまいましょう。

なぜ節約が必要?将来の目的を共有してチームになる

家族に協力を仰ぐ際、ただ

課長ちゃん

食費が高いから節約するよ!

と宣言するだけでは、反発を招いてしまうかもしれません。

新人さま

なんで私(俺)が我慢しなきゃいけないの?

と思われてしまったら、その後の協力は得にくいでしょう。

大切なのは、なぜ節約が必要なのか、その先にある共通の目的をしっかりと共有することです。

例えば、以下のように具体的な目的を話し合ってみてはいかがでしょうか。

  • 家族旅行の資金にするため
    「次の夏休み、沖縄旅行に行かない?そのために、みんなで毎月1万円ずつ食費を浮かせてみようよ」
  • 子どもの教育費のため
    「将来の習い事や進学のために、今から少しずつでも貯金を増やしておきたいんだ」
  • マイホーム購入のため
    「理想の家を買うために、夫婦で協力して頭金を貯めたいと思っているんだけど、どうかな?」

このように、節約が「我慢」ではなく「未来の楽しみや安心のための投資」に変われば、家族も前向きに捉えやすくなるはずです。

家族が前向きになる魔法の言葉「一緒に考えてみない?」

目的を共有できたら、次は具体的な方法について話し合います。

ここでポイントとなるのが、一方的にルールを押し付けるのではなく、相手を尊重し、一緒に考える姿勢を見せることです。

私自身も経験がありますが、「こうして!」という命令口調は、相手のやる気を削いでしまいます。

そこでおすすめしたいのが「一緒に考えてみない?」という魔法の言葉です。

課長ちゃん

先月の食費、平均より少し高かったみたいなんだ。
どうすれば無理なく改善できるか、一緒に考えてみない?

と相談ベースで持ちかけることで、相手も当事者意識を持ちやすくなります。

もしかしたら、自分では思いつかなかったような素晴らしいアイデアを出してくれるかもしれませんよ。

食費の節約は、家族のチームワークが試されるプロジェクトのようなものです。

ぜひ、楽しみながら取り組んでみてください。

【ステップ3】具体的な節約行動へ!無理なく続くおすすめ習慣4選

買い物やスケジュールのアイコン画像

現状把握と家族との協力体制が整ったら、いよいよ具体的な節約行動に移ります。

大切なのは、最初から完璧を目指さないこと。

私自身、節約を始めた当初は色々な方法に手を出しては挫折する、という繰り返しでした。

その経験から言えるのは、大切なのは

新人さま

これなら続けられそう

と思える簡単な習慣から始めることだということです。

ここでは、特に効果が高く、かつ継続しやすいと私が感じている4つの習慣をご紹介します。

習慣1:買い物は週1〜2回!リスト活用で無駄買いを防ぐ

食費がかさむ大きな原因の一つが、計画性のない買い物です。

中堅くん

とりあえずスーパーに行って、安くなっているものを買おう

というスタイルは、一見賢そうに見えて、実は無駄買いの温床になりがちです。

そこでおすすめしたいのが、買い物の回数を週に1〜2回と決め、必ず買い物リストを作ってから出かけるという習慣です。

リストを作る際は、まず冷蔵庫の中身を確認し、3日〜1週間程度のざっくりとした献立をイメージすると良いでしょう。

スーパーではリストにあるもの以外は買わない、と心に決めるだけで、お菓子やジュースなどの「ついで買い」を劇的に減らすことができます。

習慣2:買った食材は使い切る!冷凍保存テクニック

せっかく安く買った食材も、使い切れずに捨ててしまっては元も子もありませんよね。

フードロスは、家計にとっても地球にとっても大きな損失です。

買った食材を無駄なく使い切るために、ぜひ活用していただきたいのが冷凍保存です。

例えば、以下のような工夫が考えられます。

  • 肉や魚
    購入後すぐに小分けにし、ラップで包んで冷凍します。ひき肉や薄切り肉は平たく伸ばして冷凍すると、使いたい分だけパキッと折って使えて便利ですよ。
  • 野菜
    キノコ類や葉物野菜(ほうれん草など)は、カットしてから冷凍用保存袋に入れておけば、凍ったまま調理に使えます。
  • 調理済みのおかず
    週末にきんぴらごぼうやひじきの煮物などを多めに作り、小分けにして冷凍しておくと、平日の食事がぐっと楽になります。

このように、少しの手間をかけるだけで食材の寿命を延ばし、結果的に食費を抑えることにつながるのです。

習慣3:外食やコンビニは「週〇回まで」とルールを決める

忙しい毎日の中で、外食やコンビニの利用をゼロにするのは現実的ではないかもしれません。

大切なのは、利用を完全に断つことではなく、自分の中でルールを決めてコントロールすることです。

例えば、「コンビニに行くのは週2回まで」「外食は週末の1回だけ」といったように、具体的な回数や曜日を決めてみましょう。

「なんとなく」利用するのをやめ、意識的に回数を管理するだけで、支出は大きく変わってきます。

また、水筒にお茶を入れて持参する、おにぎりだけでも握っていく、といった小さな工夫も、積み重なれば大きな節約になりますよ。

習慣4:「ふるさと納税」を活用して賢く食材を手に入れる

食費の節約というと「切り詰める」イメージが強いかもしれませんが、お得な制度を活用して「賢く手に入れる」という視点も重要です。

その代表格が「ふるさと納税」でしょう。

ふるさと納税は、実質2,000円の自己負担で、お米やお肉、果物といった様々な返礼品を受け取れる制度です。

特に、日常的に消費するお米や冷凍のお肉などを返礼品で賄うことができれば、年間の食費を大きく圧縮することが可能になります。

まだ利用したことがない方は、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

節約は我慢だけでなく、情報収集と工夫で楽しむこともできるのです。

ふるさと納税は年々利用者も増えている、現代の錬金術といっても言い過ぎじゃない制度だと思います(笑)

是非こちらの記事も参考にしてみてください。

【FAQ】食費の節約に関するよくある質問

クエスチョンマークと男性の画像

ここでは、食費の節約に関して多くの方が抱える疑問について、Q&A形式でお答えしていきます。

私自身の経験も踏まえてお話ししますので、ぜひ参考にしてみてください。

Q. 忙しくて自炊の時間がありません。どうすれば良いですか?

A. とてもよく分かります。

私も会社員時代は帰りが遅く、平日に毎日自炊するのは正直なところ困難でした。

大切なのは、完璧な自炊を目指さないことです。

例えば、以下のような「ゆるい自炊」から始めてみてはいかがでしょうか。

  • ご飯だけは炊いておく
    これだけでも、お惣菜を買って帰れば立派な「おうちごはん」になります。冷凍ご飯をストックしておくのも良いでしょう。
  • 週末に簡単な作り置きをする
    週末の1〜2時間を使って、日持ちする副菜(きんぴら、ほうれん草のおひたし等)を3〜4品作っておくだけで、平日の食事が格段に楽になります。
  • ミールキットを活用する
    カット済みの食材と調味料がセットになったミールキットは、忙しい方の強い味方です。外食よりは安く、栄養バランスも考えられているものが多いですよ。

全てを完璧にこなそうとせず、無理なく続けられる方法を見つけることが大切です。

Q. 節約中でも、食の楽しみを諦めたくありません。

A. そのお気持ち、非常に重要だと思います。

節約のために食の楽しみを全て我慢してしまうと、長続きしません。

おすすめは「メリハリをつける」ことです。

普段の平日は少し質素に、その代わり週末は好きなものを食べたり、少し良い食材を使ったりする「ご褒美デー」を設けるのです。

また、鶏むね肉や豆腐、旬の野菜といった安価な食材でも、調理法を工夫すれば立派なご馳走になります。

節約レシピのサイトや本を参考に、新しい料理にチャレンジしてみるのも楽しいものですよ。

節約は「我慢」ではなく「工夫」と捉えることで、ポジティブに取り組めるようになります。

Q. 節約したお金は、どう使うのがおすすめですか?

A. これは非常に良い質問ですね。

節約のモチベーションを保つためには、浮いたお金の使い道を明確にしておくことがとても大切です。

もちろん、生活費の補填に使うのも一つの手ですが、私個人としては、ぜひ「未来への投資」に回すことをおすすめします。

  • 自己投資
    スキルアップのための書籍購入やセミナー参加費に充てる。
  • 資産形成
    NISAなどを活用して、少額からでも投資を始めてみる。
  • 特別な体験
    家族旅行や趣味など、心に残る体験のために使う。

節約によって生まれたお金が、自分の人生をより豊かにしてくれると実感できれば、節約はもっと楽しく、意義のあるものになるはずです。

まとめ:食費がかかりすぎ問題は3ステップで解決できる

家族全員で貯金箱にお金を入れる画像

今回は、食費がかかりすぎていると感じている方に向けて、

  • なぜ食費の節約は難しいのか、その根本的な理由
  • まず始めるべき「現状把握」の具体的なステップ
  • 家族を味方につける、ストレスフリーな協力の求め方
  • 無理なく続けられる、おすすめの節約習慣

上記について、私自身の40代からの資産形成の経験を交えながらお話してきました。

食費の節約は決して楽な道ではありませんが、「現状把握」「家族との目的共有」「段階的な実践」という正しい手順を踏めば、必ず成果を出すことができます。

この小さな習慣の積み重ねが、やがて家計を大きく改善し、未来の資産形成へとつながっていくことでしょう。

食費のコントロールは、自分自身の人生をコントロールすることにもつながります。

まずは第一歩として、この記事で紹介した簡単な習慣の中から、一つでも「これならできそう」と思えるものを見つけて、今日から始めてみませんか。

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