「断捨離で貯金できるって聞くけど、本当なのかな…?」
「モノが多くて部屋は散らかるし、なぜかお金も貯まらない…」
こんな風に、漠然とした不安を感じているかもしれませんね。
実は、断捨離は単なる片付けではなく、お金との付き合い方を根本から見直す「最強の習慣」なのです。
この習慣を身につけることで、衝動買いが減り、心にも経済的にも余裕のある生活が手に入るでしょう。
この記事では、モノが多くて貯金ができないと悩む方に向けて、
- 断捨離で貯金ができる3つの理由
- 私が月2万円の支出減に成功した体験談
- 初心者でも挫折しない断捨離の始め方5ステップ
- 貯金体質を維持するための3つのコツ
上記について、40代で資産形成に目覚めた私の実体験を交えながら解説しています。
断捨離はあなたの家計と価値観を見直す絶好の機会です。
ぜひ参考にして、将来の安心につながる確実な一歩を踏み出してください。
断捨離で貯金ができる3つの理由|節約とは違う根本的な習慣改善

「断捨離をすると貯金ができる」と聞いても、すぐにはピンとこないかもしれません。
しかし、これは単なる精神論ではなく、お金の流れを変えるための非常に合理的なアプローチなのです。
節約のように「我慢する」のではなく、断捨離は「自分の価値観を整理する」ことから始まります。
ここでは、断捨離がなぜ貯金につながるのか、その核心となる3つの理由を解説していきましょう。
【理由1】支出の「見える化」で無駄な買い物が自然と減る
断捨離が貯金につながる最大の理由は、自分の支出パターンが「見える化」される点にあります。
部屋にあるモノは、いわば過去の自分の「お金の使い方の成績表」のようなものです。
断捨離で一つ一つのモノと向き合うと、「どうしてこれを買ったんだろう?」「似たような服が何着もある…」といった気づきが必ず生まれます。
この「気づき」こそが重要で、自分の無駄遣いのクセを客観的に把握できるようになるのです。
その結果、次に買い物をするときに

本当にこれは必要か?
と一度立ち止まって考える習慣が身につきます。
これが衝動買いを防ぎ、自然と支出を減らすことにつながっていくわけですね。
【理由2】自分の「価値観」が明確になり物欲が最適化される
断捨 Tシャツを10枚持つよりも、心から気に入ったTシャツを3枚持つ方が満足度が高い、といった具合です。
自分の価値観がハッキリすると、他人の評価や流行に振り回されることが少なくなります。
「みんなが持っているから」「セールで安いから」といった理由でモノを買うのではなく、「自分が本当に好きで、長く使えるから」という基準で選べるようになるでしょう。
これは、お金の使い方を最適化し、満足度の高い消費活動へとシフトさせる重要なステップです。
結果的に、少ないモノで豊かに暮らす「ミニマリスト」的な思考が身につき、物欲そのものがコントロールされていきます。
【理由3】家の中の「隠れ資産」を売れば臨時収入が生まれる
断捨離のプロセスでは、使っていないモノ、つまり「隠れ資産」がたくさん見つかるはずです。



もう使わないけど、捨てるのはもったいない…
と感じるモノは、フリマアプリやリサイクルショップで売ることで、臨時収入に変えることができます。
これは、断捨離を始める上での大きなモチベーションになりますし、貯金の元手を作る絶好の機会にもなるでしょう。
例えば、以下のようなものが意外な高値で売れることもあります。
- 読まなくなった本や漫画:
特にシリーズものの全巻セットは人気があります。 - サイズが合わなくなった服:
ブランド物でなくても、状態が良ければ十分に売れる可能性があります。 - 使わなくなった家電やガジェット:
型が古くても、必要としている人がいるかもしれません。 - 趣味で集めていたコレクション:
限定品や希少なものは、思わぬ価格で取引されることがあります。
こうした臨時収入は、そのまま貯金に回すことで、目に見える成果として達成感を得られます。
断捨離は、ただ捨てるだけでなく、新たな価値を生み出す行為でもあるのです。
【体験談】私が断捨離を始めて月2万円の支出減に成功した話


「断捨離で貯金できる」と言われても、にわかには信じがたいかもしれません。
実は、40代になるまでの私もそう思っていた一人でした。
しかし、一念発起して断捨離を始めてみたところ、驚くほど家計が改善し、結果的に月の支出が約2万円も減ったのです。
ここでは、私がどんなきっかけで断捨離に目覚め、どう考え方が変わっていったのか、リアルな体験談をお話ししますね。
きっかけはクローゼットの奥にあった使わないカメラ
私が本格的に断捨離を意識したきっかけは、本当に些細なことでした。
年末の大掃除でクローゼットの奥を整理していたら、何年も前に買ったきり、すっかり存在を忘れていた一眼レフカメラが出てきたのです。
買った当時は「これで素敵な写真を撮るぞ!」と意気込んでいたものの、今ではすっかりスマホで撮るのが当たり前。
カメラはホコリをかぶっていました。
最初は「いつかまた使うかもしれない…」なんて思いましたが、ふと「この『いつか』って、たぶん永遠に来ないんじゃないか?」と我に返ったのです。
そこで思い切ってフリマアプリに出品してみたところ、なんと数万円という思った以上の価格で売れました。
このとき、私は確信しました。



うちの中には、使われずに眠っている『お宝』がもっとあるに違いない!
と。
この小さな成功体験が、私の断捨離魂に火をつけた瞬間でした。
「スペース=家賃」と考えたら「もったいない」が消えた
断捨離を進める上で、誰もがぶつかる大きな壁が「もったいない」という感情でしょう。
私も最初は、まだ使えるモノを手放すことに強い抵抗感がありました。
しかし、ある考え方がその気持ちをガラリと変えてくれたのです。
それは、「モノを置いているスペースにもコストがかかっている」という視点でした。
例えば、家賃10万円の部屋に住んでいて、使わないモノで埋まったクローゼットが部屋全体の5%の面積を占めているとします。
これはつまり、毎月5,000円、年間で6万円ものお金を「使わないモノの倉庫代」として支払っているのと同じことなのです。
この事実に気づいたとき、



持っているだけでお金がかかるなんて、それこそもったいない!
と思えるようになりました。
それ以来、モノを手放すことは「捨てる」というネガティブな行為ではなく、「無駄なコストを削減する」というポジティブな家計改善活動だと捉えられるようになったのです。
この考え方の転換が、私の断捨離を大きく加速させてくれました。
初心者でも挫折しない!貯金につながる断捨離の始め方5ステップ


断捨離が貯金に効果的だと分かっていても、



何から手をつければいいのか分からない…
と立ち止まってしまう気持ち、よく分かります。
モノが溢れた部屋を前にすると、途方に暮れてしまいますよね。
しかし、ご安心ください。
断捨離は、正しい手順で少しずつ進めれば、誰でも必ず成果を出せる習慣です。
ここでは、特に断捨離初心者の方が挫折しないための、具体的な5つのステップをご紹介します。
【ステップ1】まずは引き出し一つから|小さな成功体験を積む
断捨離で最も大切なのは、最初から完璧を目指さないことです。
いきなり「家全体を片付けるぞ!」と意気込むと、そのあまりの壮大さに心が折れてしまうでしょう。
だからこそ、まずは「引き出し一つ」や「本棚の一段」といった、ごく小さな範囲から始めてみてください。
15分で終わるような小さな場所で「できた!」という成功体験を積むことが、継続するための何よりのエネルギーになります。
私も最初は、会社のデスクの一番上の引き出しから始めました。
不要なペンや古い書類を整理するだけで、驚くほど頭がスッキリしたのを覚えています。
まずはこの「スッキリ感」を味わうことが、次への一歩につながるのです。
【ステップ2】一度すべてのモノを出す|現状を把握する
次に、決めた範囲の中からすべてのモノを一度、外に出してみましょう。
一見、面倒に感じるかもしれませんが、これは自分の持ち物を客観的に把握するための非常に重要なステップです。
引き出しの中にしまったままでは、「こんなモノがあったのか」という発見や、「同じようなモノがいくつもある」という現実から目を背けてしまいがち。
すべてを床や机の上に出して一覧することで、自分がどれだけのモノを所有し、管理していたのかを直視できます。
この「現状把握」こそが、次のステップである「分ける」作業の精度を格段に上げてくれるのです。



うわ、こんなに持ってたのか…
という軽いショックを受けるかもしれませんが、それも変化の第一歩ですよ。
【ステップ3】「使うか」を基準に分ける|感情はいったん横に置く
モノをすべて出したら、次は「分ける」作業に入ります。
ここで多くの人がつまずくのが、「もったいない」「高かったのに」「いつか使うかも」といった感情です。
気持ちは痛いほど分かりますが、ここでは一度、感情を横に置いて「今、使っているか?」というシンプルな基準だけで判断してみましょう。
具体的には、以下の3つに分類するのがおすすめです。
- 必要なモノ:現在使っている、これがないと困るモノ。
- 不要なモノ:1年以上使っていない、壊れている、存在を忘れていたモノ。
- 保留するモノ:判断に迷う、思い出の品など。
ポイントは、「捨てる」モノを選ぶのではなく、「残す」モノを選ぶ意識を持つことです。
そうすることで、自分にとって本当に大切なモノが何かを見極める訓練になります。
「保留」ボックスを作っておくと、判断に迷ったときの逃げ道になり、作業がスムーズに進むのでおすすめします。
【ステップ4】手放す方法を決める|捨てるだけが断捨離じゃない
「不要なモノ」に分類されたアイテムは、いよいよ手放す段階です。
しかし、断捨離は「すべてゴミとして捨てる」ことではありません。
むしろ、不要なモノを次の価値につなげる意識を持つことが、罪悪感を減らし、貯金効果を高めるコツです。
手放す方法には、主に以下のような選択肢があります。
手放す方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
売る(フリマアプリなど) | 臨時収入になる | 手間と時間がかかる |
譲る(友人・知人など) | 喜んでもらえる | 相手の都合に合わせる必要がある |
寄付する(支援団体など) | 社会貢献ができる | 送料などがかかる場合がある |
捨てる(自治体のルールに従う) | 手間がかからない | 罪悪感を感じやすい |
私の場合、まずはフリマアプリで売れるか試してみて、売れ残ったものを寄付や処分に回すという流れを基本にしています。
「捨てる」は最終手段と考えることで、「もったいない」という気持ちも和らぎますし、何より臨時収入につながる可能性が高まりますよ。
【ステップ5】定位置を決める|モノの住所を作る
最後に、残すと決めた「必要なモノ」を元の場所に戻していきます。
このとき、すべてのモノに「定位置」、つまり「住所」を決めてあげることが非常に重要です。
モノに住所があれば、



あれはどこだっけ?
と探す時間がなくなり、使った後も自然と元の場所に戻す習慣が身につきます。
これが、いわゆる「リバウンド」を防ぎ、きれいな状態を維持するための最大の秘訣と言えるでしょう。
例えば、
- 文房具:
ペントレイに種類ごとに分ける。 - 書類:
「未処理」「保管」「処分」の3つのファイルボックスに分類する。 - 衣類:
ハンガーにかける、たたんで収納ケースに入れるなど、種類ごとに収納方法を統一する。
このように、すべてのモノの「住所」が決まれば、断捨離は完了です。
モノが整理された空間は、思考もクリアにしてくれ、お金の管理にも良い影響を与えてくれるはずです。
断捨離はこちらの記事でもまとめているので興味のある方はどうぞ


断捨離後のリバウンドを防ぐ!貯金体質を維持する3つのコツ


せっかく頑張って断捨離をしても、しばらくしたらまたモノが増えてしまった…という経験はありませんか?
断捨離で最も重要なのは、実は片付けた「後」なのです。
きれいな状態を維持し、貯金できる体質をキープするためには、日々のちょっとした習慣が欠かせません。
ここでは、私が実践して特に効果があった、リバウンドを防ぐための3つのコツをご紹介します。
コツ1:「1つ買ったら1つ手放す」ルールを徹底する
これは非常にシンプルですが、効果絶大なルールです。
新しいモノを1つ家に迎え入れたら、代わりに同じカテゴリーのモノを1つ手放す。
これを徹底するだけで、家の中のモノの総量を一定に保つことができます。
例えば、新しいシャツを1枚買ったら、クローゼットの中から着ていないシャツを1枚選んで手放す、といった具合です。
このルールを習慣にすると、新しいモノを買うときにも



これを買ったら、何を手放そうか?
と考えるようになります。
その結果、本当に必要かどうかをより慎重に吟味するクセがつき、衝動買いの強力なブレーキとなってくれるでしょう。
コツ2:「買う理由」と「買わない理由」の基準を持つ
モノが増えてしまう根本的な原因は、多くの場合「なんとなく」で買い物をしていることにあります。
この「なんとなく」を防ぐために有効なのが、自分なりの「買う理由」と「買わない理由」の基準をあらかじめ作っておくことです。
これは、いわば自分だけの「買い物憲法」のようなものですね。
例えば、私の場合、以下のような基準を設けています。
- 買う理由の基準:
- 1年以上使うことが具体的にイメージできるか?
- 今持っているモノで代用できないか?
- 手入れをしながら長く使いたいと思えるか?
- 買わない理由の基準:
- 「安いから」「限定だから」という理由だけで欲しくなっていないか?
- ストレス発散が目的になっていないか?
- 収納場所や手入れの方法を考えているか?
このような自分なりの基準を持つことで、感情的な衝動に流されず、冷静な判断ができるようになります。
買い物の失敗が減れば、自然とお金は貯まっていくものです。
コツ3:定期的に持ち物を見直す習慣をつける
一度断捨離をしても、人の価値観やライフスタイルは時間とともに変化していきます。
以前は「必要だ」と思っていたモノが、今ではそうでもなくなっている、ということはよくある話です。
だからこそ、月に一度、あるいは季節の変わり目などに、持ち物をサッと見直す習慣を持つことをおすすめします。
大掃除のように気合を入れる必要はありません。
クローゼットの中を眺めて



この1ヶ月、一度も着なかったな
という服をチェックしたり、本棚を見て「これはもう読まないかな」という本を抜き出したりする程度で十分です。
この定期的なメンテナンスが、モノが再び増え始めるのを防ぎ、常に自分にとって最適化された空間を保つことにつながります。
そして何より、自分の価値観の変化に気づく良い機会にもなりますよ。
【FAQ】断捨離と貯金に関するよくある質問


ここでは、断捨離と貯金に関して多くの方が抱える疑問について、Q&A形式でお答えしていきます。
断捨離を進める上でのヒントになれば幸いです。
家族のモノはどうやって断捨離すればいい?
これは非常に難しい問題ですよね。
自分のモノは思い切って手放せても、家族のモノとなると勝手に処分するわけにはいきません。
結論から言うと、家族のモノは本人の許可なく絶対に捨ててはいけません。
たとえ家族であっても、他人の所有物を勝手に処分することはトラブルの元になります。
大切なのは、まず自分が断捨離を実践し、その心地よさやメリットを家族に「見せる」ことです。
部屋がスッキリして気持ちよさそうにしている姿や、実際に支出が減って楽しそうにしている様子を見れば、家族も自然と興味を持ってくれるかもしれません。
その上で、



この棚だけ一緒に整理しない?
「使っていないモノがあったら、フリマアプリで売ってお小遣いにしない?」などと、メリットを伝えながら優しく提案してみるのが良いでしょう。
あくまで主役は本人です。
焦らず、強制せず、まずは自分の範囲から始めるのが鉄則と言えます。
思い出の品がどうしても捨てられません…
思い出の品は、断捨離における最難関の一つだと思います。
無理に捨てる必要は全くありません。
断捨離は、すべてを捨て去ることではなく、「自分にとって本当に大切なモノは何か」を見極める作業だからです。
どうしても手放せない思い出の品は、「思い出ボックス」のような特別な箱を一つ用意し、そこに入る分だけは大切に保管するというルールを作るのがおすすめです。
こうすることで、無制限に増え続けるのを防ぎつつ、本当に大切な思い出だけを残すことができます。
また、写真に撮ってデータとして残すのも有効な手段です。
実物を手放しても、写真を見ればいつでも思い出に浸ることができます。
「捨てる」のではなく、「大切にする形を変える」と考えてみてはいかがでしょうか。
断捨離にかかる期間はどれくらい?
断捨離にかかる期間は、モノの量や確保できる時間によって人それぞれです。
一概に「〇週間で終わります」とは言えません。
大切なのは、期間を設定することよりも、自分のペースで無理なく続けることです。
例えば、以下のような目標設定が考えられます。
- 短期集中型:
週末の2日間を使って、一気に家全体を見直す。引っ越し前など期限がある場合におすすめです。 - コツコツ継続型:
「1日15分だけ」「週末に引き出し一つだけ」というように、小さな目標を立てて毎日または毎週続ける。忙しい方や、じっくり取り組みたい方に向いています。
私個人としては、最初は「コツコツ継続型」をおすすめします。
断捨離は一度きりのイベントではなく、継続的な「習慣」にしていくことが最も重要だからです。
焦らず、楽しみながら、自分なりのペースを見つけてみてください。
まとめ:断捨離は貯金と人生を変える最強の習慣です


今回は、モノが多くて貯金ができないと悩む方に向けて、
- 断捨離で貯金ができる3つの理由
- 私が月2万円の支出減に成功した体験談
- 初心者でも挫折しない断捨- 離の始め方5ステップ
- 貯金体質を維持するための3つのコツ
上記について、40代で資産形成に目覚めた私の実体験を交えながらお話してきました。
断捨離は単なる片付けではなく、自分のお金の使い方や価値観と向き合うことで、自然と貯金できる体質を作り上げていく、非常に合理的な自己投資だと言えるでしょう。
モノが整理された空間は思考をクリアにし、無駄な支出が減ることで生まれたお金は、あなたの将来の選択肢を豊かにしてくれるはずです。
断捨離は、あなたの家計と価値観を見直す絶好の機会に違いありません。
まずはこの記事で紹介した「引き出し一つ」から始めて、支出が減る心地よさと、自分の価値観で生活をコントロールできる達成感を味わってみてください。