「お金持ち 習慣」で検索して、何かヒントを探しているあなたなら、
「将来のお金が漠然と不安だけど、何から手をつければいいか分からない…」
「お金持ちの習慣って、意識が高くて自分には真似できそうにないな…」
「収入を増やしたいけど、今の生活で精一杯だ」
このようなお悩みや焦りを感じているかもしれません。
私も40代になるまで、ごく普通のサラリーマンとして同じような気持ちを抱えていました。
しかし、「お金持ちの習慣」の本質は、何も特別なことではありません。
大事なのはたった一つ、「未来がもっと楽しくなるように、今の時間やお金を使う」というシンプルな考え方のクセを身につけることなのです。
この考え方を少し意識するだけで、日々の選択が変わり、お金の流れも自然と良い方向へ向かい始めるでしょう。
この記事では、将来の資産形成に悩むごく普通のサラリーマンの方に向けて、
- なぜ「考え方のクセ」が最も重要なのか
- 私も実践した、今日からできる具体的な行動習慣
- やめるだけで効果がある、富を遠ざけるNG習慣
- 挫折しないための、習慣化を成功させる科学的なコツ
上記について、節約と投資で人生が好転した私自身の経験を交えながら、分かりやすく解説しています。
お金持ちの習慣とは「未来の自分へのプレゼント」を選ぶようなもの。
まずはジュース1本からで大丈夫です。
ぜひこの記事を参考にして、楽しみながら新しい習慣を始めてみませんか。
お金持ちの習慣とは「未来の自分へのプレゼント」を選ぶこと

「お金持ちの習慣」と聞くと、なんだか自分とは縁遠い、特別な世界のルールのように感じてしまうかもしれませんね。
早起きして、ジョギングして、難しい経済新聞を読んで…なんて、想像しただけで「自分には無理だ…」と思ってしまう気持ち、私も40代になるまでフツーのサラリーマンだったので、痛いほどよく分かります。
しかし、色々と試行錯誤してきた今だからこそ、断言できることがあります。
お金持ちになるための習慣は、決して難しいことでも、特別なことでもないんです。
本当に大切なのはたった一つ、「未来の自分がもっと楽しくなるように、今の時間やお金を使う」というシンプルな考え方のクセ。
この記事では難しいテクニックの話はしません。
まずこの考え方のクセを身につけることが、あなたの人生を好転させる一番の近道だと、私は信じています。
形だけ真似しても続かない理由とは?
「よし、やるぞ!」と意気込んで、お金持ちがやっているという習慣を真似してみたけれど、結局三日坊主で終わってしまった…。
あなたにも、そんな苦い経験はありませんか?
それは意志が弱いからではなく、ごく自然なことなので、自分を責める必要は全くありませんよ。
なぜなら、その行動の裏にある「目的」や「意味」を理解していないと、どんな習慣もただの「やらされ感」が強い、苦しいトレーニングになってしまうからです。
例えば、夏に向けてダイエットしようと決意して、「毎日腹筋を30回やる!」という目標を立てたとします。
最初の数日は頑張れるかもしれませんが、「なぜ腹筋をするのか?」という目的、例えば
「去年の水着をカッコよく着こなしたい」
「健康診断の数値を改善して安心したい」
といったワクワクする未来を強く意識していないと、だんだん「面倒くさい…」という気持ちが勝ってしまいますよね。
お金持ちの習慣もこれと全く同じです。
「なぜ早起きするのか」
「なぜ本を読むのか」
という自分なりの目的を理解して初めて、その行動が未来への投資となり、継続する力になるのです。
大切なのは「なぜ?」を理解し、楽しむ気持ち
では、どうすれば習慣を続けられるようになるのでしょうか。
その答えは、やはり「目的」を理解し、義務感を「楽しむ気持ち」に変換することです。
「これをやらなければ…」という苦行ではなく、「これをやったら、未来はもっと良くなるぞ!」というワクワク感を見つけることが、何より大切になります。
身近な例で考えてみましょう。
仕事帰りに、ついコンビニで買ってしまうお菓子やジュース。
これを「我慢する」と考えると、ストレスが溜まるだけですよね。
でも、この考え方を少し変えて、「未来の自分が欲しがっているゲームを買うためのコイン集め」や「来年の家族旅行の資金を貯める冒険」と考えてみてはどうでしょうか。
一日300円のジュースを我慢すれば、1ヶ月で約9,000円。
1年続ければ、なんと10万円以上にもなります。
「この10万円で、家族と美味しい焼肉を食べに行こうか」
「欲しかったあのブランドのバッグを買おうか」
…そう想像するだけで、今日の300円を未来に送るのが、ちょっと楽しいゲームのように思えてきませんか?
お金持ちの習慣とは、決してストイックな我慢大会ではありません。
今日の小さな選択を、未来の自分を笑顔にするための「楽しいプレゼント選び」だと考えること。
これが、私がたどり着いた一番のコツなのです。
まずは思考から。お金が集まる人が持つ3つの考え方のクセ

さて、ここからはいよいよ具体的な習慣について…と、その前にもう一つだけ、とても大切なことをお話しさせてください。
それは、具体的な「行動」の前に、まず「考え方」のクセ、つまりマインドセットを整えることが何よりも重要だということです。
私も昔は、「早起き」や「読書」といった行動ばかりに目が行きがちでした。
しかし、その行動の土台となる考え方がグラグラだと、せっかくの行動も長続きせず、結局元の生活に戻ってしまうのです。
ここでは、お金持ちの習慣を支える、いわば「根っこ」の部分にあたる3つの考え方のクセについて、一緒に見ていきましょう。
1. 自分の可能性を信じ、学び続ける姿勢を持つ
まず一つ目のクセは、自分の可能性にフタをせず、「自分はもっと成長できる」と信じ、学び続ける姿勢を持つことです。
「今さら勉強したって…」
「もう年だから…」
なんて思ってしまう気持ち、よく分かります。
しかし、お金が自然と集まる人は、年齢に関係なく、自分をアップデートすることの重要性を知っています。
なぜなら、現状維持は実質的に「衰退」と同じだからです。
考えてみてください。
私たちが毎日使っているスマートフォンも、定期的にOSがアップデートされ、新しい機能が追加されたり、セキュリティが強化されたりしますよね。
もしアップデートを全くしなければ、だんだんアプリが使えなくなったり、動きが遅くなったりしてしまいます。
私たち人間も同じで、学びを止めてしまうと、世の中の変化に対応できなくなったり、新しいチャンスを逃してしまったりするのです。
なにも、いきなり難しい資格の勉強を始める必要はありません。
まずは、仕事に関連する本を一冊読んでみる、興味のある分野のオンライン動画を一つ見てみる、といった小さな一歩で十分です。
その小さな学びが、あなたの価値を高め、新しい収入の道や、より効率的な働き方を見つけるきっかけになるかもしれませんよ。

2. 目先の損得より、将来の価値を重視する長期的視点
二つ目のクセは、目先の「楽」や「お得感」に飛びつかず、常に
「1年後、5年後の自分が喜ぶ選択はどちらか?」
という長期的な視点で物事を判断することです。
これは、お金の使い方だけでなく、時間の使い方にも当てはまる、とても重要な考え方になります。
例えば、平日の夜。

疲れたから、今日は動画でも見てダラダラ過ごそう
というのは、目先はとても楽で楽しい選択かもしれません。
しかし、その結果、寝不足になって翌日の仕事のパフォーマンスが下がり、評価が上がらず、長い目で見ると損をしてしまう可能性があります。
一方で、少しだけ頑張って30分早く寝て、翌朝15分早く起きて読書をする、という選択はどうでしょうか。
短期的には少し「しんどい」と感じるかもしれませんが、翌日は頭がスッキリして仕事がはかどり、知識も増えて、長期的には大きなプラスになるはずです。



今日の楽しみを我慢するのはツラい…
と感じますよね。
私も若い頃は、誘われた飲み会には全て参加して、毎月お給料日前はカツカツでした(笑)。
しかし、大切なのは全ての楽しみを我慢することではありません。
その選択が、未来の自分にとって本当に価値のある「投資」なのか、それとも単なる「浪費」なのかを一度立ち止まって考えてみる。
この思考のクセが、1年後、5年後のあなたを大きく変えることになるのです。
3. 他人や環境のせいにしない「自分ごと」として捉える意識
三つ目のクセは、物事がうまくいかない時に、「会社が…」「景気が…」「上司が…」と他人や環境のせいにせず、常に「自分にできることは何か?」と考える、「自分ごと」として捉える意識です。
これは「当事者意識」とも言われますが、自分の人生の舵は自分で握る、という強い決意の表れでもあります。
なぜなら、私たちがコントロールできるのは、究極的には自分自身の行動や考え方だけだからです。



給料が上がらないのは会社のせいだ!
と嘆いていても、会社の給与体系が明日から急に変わることは、まずありませんよね。
それよりも、
「どうすれば自分の市場価値が上がるだろうか?」
「今のスキルを活かして、週末にできる副業はないだろうか?」
と、自分でコントロール可能な範囲で行動を起こす方が、よほど建設的だと言えるでしょう。
これは責任を全て自分で背負い込む、という意味ではありません。
どうにもならない外部の要因は受け入れつつ、その上で



じゃあ、自分はどう動くか?
と視点を切り替えることが大切なのです。
自分の人生の主人公は、他の誰でもない、あなた自身。
この「自分ごと」という意識を持つことが、お金持ちの習慣を実践していく上での、最も力強いエンジンとなってくれるはずです。
【課長ちゃんも実践!】今日からできるお金持ちの行動習慣5選


お待たせしました!
思考のクセが整ったら、いよいよ具体的な「行動」に移っていきましょう。



やっぱり、ここからが大変そうだ…
と感じるかもしれませんが、安心してください。
これからご紹介するのは、私が実際に試して「これは効果があった!」と心から思える、誰でも今日から始められる簡単な習慣ばかりです。
多くの人が挫折してしまうのは、いきなり大きな目標を立ててしまうから。
大切なのは、毎日の生活の中に無理なく組み込める「ちょっとしたこと」を続けることなのです。
さあ、未来を豊かにする第一歩を、一緒に踏み出しましょう!
1. 朝の15分を自己投資の時間にする
まず最初におすすめしたいのが、毎朝たった15分でいいので、自分のために時間を使う習慣です。
朝の時間は、電話やメールに邪魔されることのない、まさに「ゴールデンタイム」。
一日の中で最も頭がクリアなこの時間にインプットを行うと、驚くほど効率が良いですよ。



早起きは苦手で…
という方も多いかもしれませんね。
私も昔は、毎朝アラームと格闘してはギリギリに飛び起きて、慌ただしく出社する毎日でした。
しかし、なにも朝5時に起きる必要はないのです。
いつもより、たった15分だけ早く目覚ましをセットする。
その15分で、コーヒーを飲みながら本を読んだり、資格の勉強をしたり、興味のある業界のニュースをチェックしたりする。
たったこれだけで、気持ちに余裕が生まれ、ポジティブな気持ちで一日をスタートできるようになります。
もし早起きが難しければ、通勤電車の中の15分でも構いません。
スマホゲームの時間を、未来の自分への投資に変えてみませんか?
ちなみに早起きがどうしても苦手な方は下記の記事も参考にしてみてください。


2. 読書で知識という資産を増やす
次におすすめしたいのが、読書です。
「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思われたかもしれませんが、読書は最も費用対効果の高い自己投資だと、私は断言できます。
考えてみてください。
たった1,500円程度の投資で、その道のプロが何年もかけて築き上げた知識や経験、失敗談まで、わずか数時間で学ぶことができるのです。
こんなに効率の良い投資は、他にはなかなかありません。
本から得た知識は、誰にも奪われることのない、あなただけの一生の資産となります。
仕事のスキルアップに直結することはもちろん、新しいアイデアの源泉になったり、人生の悩みを解決するヒントを与えてくれたりもするでしょう。
「忙しくて本を読む時間がない」
「本を買うお金がもったいない」
と感じる方は、まずは図書館を利用してみるのがおすすめです。
また、最近では「聴く読書」ができるオーディオブックも充実しています。
通勤中や家事をしながらでもインプットできるので、忙しい方には特におすすめですよ。


オーディオブックも「何だかなぁ~」という人は、YouTubeでも全然OKです。
とにかく、ハードルを極力下げてまずははじめてみてくださいね。
3. 健康を維持するための軽い運動を日課にする
三つ目は、意外に思われるかもしれませんが、健康を維持するための軽い運動です。
お金を稼ぐにも、使うにも、土台となるのは心と体の健康。
これは、40代になってから私が身をもって痛感していることです。
どんなにお金があっても、体調を崩してしまっては元も子もありませんし、医療費という予期せぬ大きな出費にもつながりかねません。



運動する時間なんて、とてもじゃないけど確保できないよ…
という声が聞こえてきそうですね。
もちろん、毎日ジムに通ったり、本格的なランニングをしたりする必要はありません。
大切なのは、日常生活の中に軽い運動を組み込むという意識です。
- エレベーターではなく階段を使う
- 一駅手前で電車を降りて歩いて帰る
- 寝る前に5分だけストレッチをする
本当にこれだけで十分です。
体を動かすと血行が良くなり、頭もスッキリしますし、気分転換やストレス解消にも繋がります。
健康という最強の資産を守るための、小さな一歩を始めてみませんか。
ちなみに、上記も簡単にクリアーできてしまう方にはウォーキングが本当におすすめです。


4. 時間やお金を奪う人や情報とは距離を置く
四つ目は、少し勇気がいるかもしれませんが、あなたの貴重な時間やお金を奪う人や情報とは、意識的に距離を置くということです。
あなたの周りにもいませんか?
会うといつも会社の愚痴や他人の悪口ばかり話している人。
そのような人と過ごす時間は、あなたのエネルギーを消耗させるだけでなく、思考までネガティブな方向へ引っ張っていってしまいます。
また、目的もなくダラダラとSNSのタイムラインを眺めたり、テレビをつけっぱなしにしたりするのも、貴重な時間を奪う「時間泥棒」と言えるでしょう。
もちろん、すべての付き合いを断ち切る必要はありません。
しかし、
「この飲み会は、本当に未来の自分にとってプラスになるだろうか?」
「この時間は、本当に自分がやりたいことに使えているだろうか?」
と一度立ち止まって考えてみることが大切です。
時間は、誰にとっても一日24時間しかありません。
限られた時間を、あなたの目標を応援してくれる人や、あなたの心を豊かにしてくれる情報のために使ってあげてください。


5. 一日の終わりに自分を振り返り、感謝する
最後にご紹介するのは、寝る前のたった数分間でできる、とてもパワフルな習慣です。
それは、一日を振り返り、良かったことや感謝できることを見つけること。



今日は仕事でミスをしてしまった…また無駄遣いしてしまった…
と、私たちはつい反省点ばかりに目が行きがちです。
しかし、どんな一日にも、必ず良かった点や感謝できることがあるはず。
- 「今日は同僚に『ありがとう』と笑顔で言えたな」
- 「雨だったけど、無事に帰ってこれて良かった」
- 「温かいお風呂に入れて幸せだ」
こんな些細なことで構いません。
良かった点に目を向けることで、自己肯定感が高まり、心が満たされ、穏やかな気持ちで眠りにつくことができます。
そして、このポジティブな感情が、翌日への活力となるのです。
これは騙されたと思って、ぜひ今夜から試してみてください。
きっと、あなたの毎日が少しずつ色鮮やかに見えてくるはずですよ。


やめるだけでお金が貯まる!富を遠ざけるNG生活習慣


ここまで、お金持ちになるための「プラスの習慣」についてお話ししてきました。
しかし、お金を貯めるためには、頑張って何かを「足す」ことと同じくらい、無意識にやってしまっている「マイナスの習慣」をやめることが重要なのです。



節約もしてるし、無駄遣いもしてないつもりなのに、なぜかお金が貯まらない…
そう感じているとしたら、もしかしたらあなたの日常に、お金が貯まるのを邪魔している「NG習慣」が潜んでいるのかもしれません。
これは、バケツに水を貯めようとしているのに、底に穴が空いているようなもの。
まずはその穴を塞いであげることが先決ですよね。
ここでは、多くの人がついついやってしまいがちな、富を遠ざける3つのNG生活習慣をご紹介します。
なんとなくで買うコンビニでの衝動買い
まず最初に見直したいのが、コンビニでの「ついで買い」や「なんとなく買い」です。
「仕事帰りに、ちょっと小腹が空いたから…」
「新発売のお菓子が美味しそうだったから、つい…」
一つ一つは100円や200円といった少額なので、罪悪感も少ないかもしれません。
しかし、この「チリも積もれば山となる」を、私たちは侮ってはいけないのです。
例えば、毎日300円の「ついで買い」をしていたとしましょう。
1ヶ月(30日)続ければ9,000円、1年間ではなんと10万円以上の出費になります。
10万円あれば、ちょっとした国内旅行に行けたり、欲しかった家電に手が届いたりしますよね。
そう考えると、「なんとなく」で使っていたお金が、実はあなたの「やりたいこと」を奪っていた、とも言えるのではないでしょうか。
コンビニに行くこと自体が悪いわけではありません。
ただ、
「コンビニに入る前に、買うものをスマホのメモに書いておく」
「お腹が空いている状態では立ち寄らない」
といった小さなルールを決めるだけで、無駄な支出は劇的に減らせますよ。
テレビやSNSを目的なく見続ける時間の浪費
次に見直したいのが、時間の使い方です。
特に、目的もなくテレビをつけっぱなしにしたり、SNSのタイムラインを延々とスクロールしたりする時間は、**お金を直接失うわけではありませんが、将来のお金を生み出す「機会」を失っている**のと同じこと。
私自身も、疲れて帰ってきた日は、ついついソファに寝転がってスマホを眺め、気づけば1時間経っていた…なんてことがよくありました。
その時間でリフレッシュできているなら良いのですが、多くの場合、かえって目が疲れたり、他の人のキラキラした投稿を見て焦りを感じたりと、精神的な消耗に繋がっていることが多いように感じます。
もし、その1時間で資格の勉強をしたり、副業について調べたり、あるいは家族とゆっくり話す時間を持てたりしたら、あなたの未来はもっと豊かになると思いませんか?
時間を浪費しないためのコツは、意志の力に頼るのではなく、「仕組み」を作ることです。
- スマホを寝室に持ち込まない
- SNSを見るのは1日30分までとタイマーをセットする
- テレビは「この番組を見る」と決めてからつける
時間は、お金持ちにも、そうでない人にも、平等に一日24時間しか与えられていません。
この貴重な資産をどう使うかが、数年後のあなたを大きく左右するのです。
課長ちゃんとしては特にスマホとの付き合い方がかなり重要だと考えています。


愚痴や不満ばかり言うネガティブな会話
最後に見直したいのは、意外に思われるかもしれませんが、「会話」の内容です。
会社の同僚との飲み会で、上司の愚痴で盛り上がる。
友人と会えば、お互いの不満を言い合ってスッキリする。
こうした時間は、一見するとストレス発散になっているように思えるかもしれません。
しかし、実はネガティブな会話は、あなたの思考をネガティブな方向に引っ張り、前向きな行動へのエネルギーを奪ってしまう、非常にコストの高い習慣なのです。
「どうせ自分なんて…」
「会社が悪いんだから仕方ない」
といった言葉が口癖になると、思考もその通りに固まってしまい、新しいことに挑戦する意欲や、現状を改善しようという気力が失われていきます。
また、類は友を呼ぶ、ということわざの通り、愚痴や不満ばかり言っていると、周りにも同じような人が集まりがち。
それでは、新しいチャンスや有益な情報が舞い込んでくる可能性も低くなってしまうでしょう。
もちろん、たまには弱音を吐きたくなる時もあります。
しかし、それが常態化していると感じるなら、少しずつ環境を変えていく意識が大切です。
愚痴を言う代わりに「どうすれば状況が良くなるか」という前向きな相談をしてみる。
あなたの夢や目標を応援してくれる人と過ごす時間を、少しだけ増やしてみる。
言葉と思考は、密接に繋がっています。
使う言葉を変えることで、あなたの未来もきっと明るい方向へ変わっていくはずですよ。
お金の流れを変える3ステップ【捨てる・貯める・増やす習慣】


さて、思考の土台が整い、日々の行動習慣も見直したら、次はいよいよ「お金」そのものに直接アプローチしていきましょう。
「結局、お金の話か…」と思われるかもしれませんが、ここでお話しするのは、お金の流れを根本から変えるための、非常にシンプルで強力な3つのステップです。
それは、「捨てる」「貯める」「増やす」という3つのサイクルを、順番に回していくこと。
私も40代になってからこの3ステップを意識したことで、お金に対する不安が減り、人生が好転したと実感しています。
まずは不要なものを手放して身軽になり、生まれた余裕を仕組みで貯め、そしてそのお金に働いてもらう。
この流れを、ぜひあなたの家計の新しいロードマップとして活用してみてください。
【捨てる習慣】不要なモノ・支出・思い込みを手放す
まず驚かれるかもしれませんが、最初のステップは「稼ぐ」ではなく「捨てる」ことです。
なぜなら、新しい収入源を探すよりも、今ある無駄な支出の蛇口を閉める方が、はるかに簡単で即効性があるから。
バケツに水を貯めたいのに、底に穴が空いていたら、いくら大量の水を注いでも貯まりませんよね。
まずやるべきは、その穴を塞ぐことです。
具体的に「捨てる」べきものは、大きく分けて3つあります。
- 使っていないモノを捨てる:
クローゼットの奥で眠っている1年以上着ていない服、読まなくなった本、使わなくなったガジェットはありませんか? これらをフリマアプリなどで売れば、臨時収入になるだけでなく、部屋がスッキリして気持ちにも余裕が生まれます。モノが少ないと、管理の手間や時間も減り、本当に大切なものが見えてきますよ。 - 無駄な支出を捨てる:
「なんとなく」で続けているサブスクリプションサービスは、まさに無意識の支出の代表格です。月に数100円でも、年間で考えれば大きな金額になります。一度、クレジットカードの明細を眺めてみて、「これは本当に自分の人生を豊かにしているだろうか?」と自問自答してみることを強くおすすめします。 - 見栄や思い込みを捨てる:
「付き合いだから」という理由で参加する飲み会や、「みんな持っているから」という理由で買うブランド品。これらも、思い切って「捨てる」対象かもしれません。他人の価値観に合わせるのではなく、自分の心が本当に喜ぶことにお金を使う。この意識を持つだけで、お金の使い方が劇的に変わるはずです。
【貯める習慣】目的別に口座を分けて自動的にお金を残す
不要なものを「捨てて」お金と時間の余裕が生まれたら、次のステップはそれを「貯める」ことです。
ここで一番やってはいけないのが、「給料が余ったら貯金しよう」という考え方。



今月もなんだかんだで使っちゃったな…
というのが、関の山ではないでしょうか。
私も昔はそうでした(笑)。
お金を確実に貯めるコツは、意志の力に頼るのではなく、お金が自動的に貯まる「仕組み」を作ってしまうことです。
その最強の仕組みが、「先取り貯蓄」と「口座の使い分け」の組み合わせ。
まず、給料が振り込まれたら、決まった額を強制的に別の口座に移してしまう「先取り貯蓄」を設定します。
会社の財形貯蓄制度や、銀行の自動積立定期預金などを利用すれば、手間なく自動で貯蓄ができます。
そして、さらに効果を高めるのが、目的別に口座を3つに分ける方法です。
口座の種類 | 目的と使い方 |
---|---|
①生活費用口座 | 給料が振り込まれる口座。ここから家賃や光熱費が引き落とされ、食費などの生活費を引き出す。 |
②貯める口座 | 先取り貯蓄で貯金する専用の口座。原則として引き出さない。「守りの口座」です。 |
③増やす口座 | NISAなどで投資をするための口座。ここから証券会社などへ入金する。「攻めの口座」ですね。 |
このように口座を分けることで、お金の流れが可視化され、「今月はあといくら使えるか」が一目瞭然になります。
私もこの方法で、無理なくお金を貯めることができるようになりました。
まずは、給料の5%でも10%でも構いません。
先に貯めて、残ったお金で生活する。この順番を徹底することが、「貯める習慣」の核心です。
【増やす習慣】少額からでOK!積立投資で資産を育てる
さて、「捨てる」ことで余裕が生まれ、「貯める」仕組みでまとまったお金ができたら、いよいよ最後のステップ「増やす」です。
これは、貯めたお金にあなたのために働いてもらう「投資」のステージ。
「投資なんて、まとまったお金がないと無理でしょ?」
「ギャンブルみたいで怖い…」
かつての私も、全く同じように考えていました。
しかし、現代では私たちの資産形成を国が応援してくれる、NISA(ニーサ)という、とてもお得な制度があります。
これは、投資で得た利益にかかる税金が非課税になる、まさに使わないと損な制度なのです。
そして、このNISAは、月々1,000円や5,000円といった少額からでも始められます。
大切なのは、いきなり大金をつぎ込むことではありません。
毎月コツコツと、決まった額を積み立てていくこと。
そうすることで、購入価格が平準化され、リスクを抑えながら長期的にお金を育てていくことが期待できます。
私も最初は、月々数千円の投資信託の積立からスタートしました。
最初は毎日値動きが気になってソワソワしていましたが(笑)、今ではあの時、勇気を出して一歩を踏み出して本当に良かったと思っています。
まずは証券会社の口座を開設してみる、ということから始めてみてください。


その小さな行動が、あなたのお金の未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
三日坊主で終わらせない!習慣化を成功させる3つのコツ


ここまで、お金持ちの「考え方」や具体的な「行動」についてお話してきました。



よし、明日からこれをやってみよう!
と、今、やる気に満ち溢れている方も多いかもしれません。
しかし、そのやる気を継続させることこそが、一番難しい課題ですよね。



意志が弱いから、自分はダメなんだ…
かつての私も、新しいことを始めては挫折するたびに、そうやって自分を責めていました。
しかし、習慣化は「気合」や「根性」といった意志力の問題ではありません。
実は、脳の仕組みをうまく利用した、ちょっとした「コツ」を知っているかどうかだけの差なのです。
ここでは、私が実際に試して効果があった、誰でも実践できる習慣化成功のための3つのコツをご紹介します。
1. 意志力に頼らず「仕組み」で続ける環境をつくる
まず最も重要なコツは、自分の「意志の力」を信じすぎないことです。
そして、意志力に頼る代わりに、行動せざるを得ない「仕組み」や「環境」を作ってしまうこと。
なぜなら、人間の意志やモチベーションは、その日の体調や気分によって大きく変動する、とても不安定なものだからです。



今日は疲れているから、まあいっか…
という誘惑に、意志の力だけで毎日勝ち続けるのは至難の業と言えるでしょう。
そこで重要になるのが、「仕組み」の力です。
例えば、「朝、運動する」という習慣を身につけたいなら、どうすれば良いでしょうか。
- 寝る前に、枕元にトレーニングウェアを置いておく
- 朝起きたら、他のことをする前に、まずそのウェアに着替えることをルールにする
- 玄関には、いつでも走り出せるようにランニングシューズを出しておく
ここまで準備してしまうと、「せっかく着替えたし、ちょっとだけ走るか」という気持ちになりやすいものです。
これは「if-thenプランニング」と呼ばれるテクニックで、「もしAが起きたら、Bをする」という行動ルールをあらかじめ決めておくことで、脳が迷うことなく自動的に次の行動へ移れるようになります。
「気合で頑張る」のではなく、「楽に行動できる工夫をする」。
この発想の転換が、習慣化への大きな一歩となるのです。
2. 小さく始めて「できた」という成功体験を積み重ねる
二つ目のコツは、完璧を目指さず、ありえないほど小さなステップから始めることです。
新しいことを始める時、私たちはつい
「毎日1時間勉強するぞ!」
「毎日5キロ走るぞ!」
といった大きな目標を立ててしまいがち。
しかし、この高すぎるハードルが、実は挫折の最大の原因なのです。
大切なのは、「これなら絶対にできる」と確信できるレベルまで目標を下げ、「今日もできた!」という小さな成功体験を毎日積み重ねていくこと。
この「できた!」という感覚が、脳にとってはご褒美となり、ドーパミンというやる気物質が分泌され、次の行動へのモチベーションを高めてくれます。
例えば、こんなレベルから始めてみるのはいかがでしょうか。
- 読書:
「毎日30ページ読む」ではなく、「毎日1ページだけ読む」 - 運動:
「毎日30分ジョギングする」ではなく、「とりあえずウェアに着替えるだけ」 - 勉強:
「毎日1時間勉強する」ではなく、「参考書を1分間だけ開く」



え、そんなことで意味があるの?
と思われるかもしれません。
しかし、この「バカバカしいほど簡単なステップ」をクリアし続けることで、「自分は継続できる人間だ」という自己肯定感が育っていきます。
そして、一度習慣のレールに乗ってしまえば、ページ数を増やしたり、走る時間を延ばしたりするのは、驚くほど簡単なことなのです。
まずは、自分を褒めてあげるための、小さな一歩から始めてみましょう。
3. 仲間を見つける、または周りに宣言して自分を律する
三つ目のコツは、一人で黙々と頑張ろうとしないことです。
もし可能であれば、同じ目標を持つ仲間を見つけたり、家族や友人に「自分はこれを始める」と宣言してしまったりするのが非常に効果的。
なぜなら、私たちは良くも悪くも、他人の目を意識する生き物だからです。
「仲間が頑張っているから、自分も頑張ろう」
「宣言してしまった手前、サボるのは格好悪いな…」
このような良い意味での「強制力」や「監視の目」が、くじけそうになった時のあなたを支えてくれます。
私も、このブログで自分の考えや実践していることを発信しているのは、読んでくださるあなたに価値を提供したいという気持ちはもちろん、自分自身を律するという目的も大きいのです。
最近では、SNSで同じ目標を持つ人と簡単につながれますし、学習記録アプリなどでお互いの進捗を報告し合うこともできます。



そんな大げさなのはちょっと…
という方は、一番身近な家族やパートナーに、「私、明日から毎朝15分散歩することにしたから!」と宣言するだけでも効果は絶大です。
きっと、あなたの挑戦を応援してくれるはず。
一人で抱え込まず、周りの力をうまく借りることも、習慣化を成功させるための立派な戦略の一つですよ。
【FAQ】お金持ちの習慣に関するよくある質問


最後に、お金持ちの習慣を実践する上で、多くの方が抱えるであろう疑問や不安について、Q&A形式でお答えしていきます。
私自身も、40代で本気で人生を変えようと思った時、同じような壁にぶつかり、何度も立ち止まりそうになりました。
あなたの「あと一歩」を後押しするヒントが、ここに隠されているかもしれません。
習慣が多すぎて何から始めればいいですか?
これは、本当によくあるお悩みですよね。
「よし、やるぞ!」と意気込んで情報収集を始めたものの、やるべきことリストの多さに圧倒されて、「何から手をつければいいんだ…」と、かえって動けなくなってしまう。
いわゆる「分析麻痺」という状態です。
私も若い頃は、「朝活も、読書も、筋トレも全部やらなきゃ!」と意気込み、結局どれも中途半端に終わってしまった経験が何度もあります。
結論からお伝えします。
完璧なスタートを目指さず、ボウリングのセンターピンを倒すような、最も重要で簡単な「たった一つ」の習慣から始めてください。
心理学の世界では「キーストーン・ハビット(要となる習慣)」と呼ばれており、この中心的な習慣が一つ定着すると、不思議と他の良い習慣もドミノ倒しのように引き寄せられてくるのです。
大切なのは、「自分にとってのセンターピンは何か?」を見極めること。
- もしあなたが「知識不足で将来が不安」と感じるなら:
まずは「通勤電車では、スマホゲームの代わりに本を1ページだけ読む」ことから始めてみましょう。 - もしあなたが「日々の生活に追われて心が疲れている」と感じるなら:
「寝る前に、今日あった良かったことを一つだけスマホのメモに書く」というのはいかがでしょうか。
100点満点のスタートダッシュは必要ありません。
まずは10点でいいので、毎日続けること。
その「今日もできた!」という小さな達成感が、やがてあなたの人生を動かす大きな自信へと変わっていくはずですよ。
収入が少なくても自己投資や資産運用はできますか?



自己投資や資産運用なんて、お金に余裕がある人がやることでしょ?



毎月の生活でカツカツなのに、そんなお金どこにもないよ…
その気持ち、痛いほど分かります。
私も、管理職になる前の若い頃は、給料のほとんどを趣味や飲み会に使ってしまい、給料日前にはいつもお財布と睨めっこしていましたから。
しかし、今なら自信を持って言えます。
むしろ、収入が限られていると感じている人ほど、少額からでも自己投資や資産運用を始めるべきなのです。
なぜなら、それこそが今の状況から抜け出すための、最も確実で再現性の高い切符だからです。
ここで大切なのは、「投資」という言葉のイメージを変えること。
- 自己投資はお金をかけることだけではない:
図書館で専門書を借りてきて、重要なページだけスマホで撮っておく。会社の尊敬する先輩に、缶コーヒーを奢って仕事のコツを聞き出す。これらも、お金をかけずに未来の収入を増やす、立派な自己投資だと言えるでしょう。 - 資産運用は未来への「種まき」:
NISAなどの制度を使えば、月に1,000円からでも始められます。これは、毎日飲んでいるペットボトルのジュースを数本我慢すれば捻出できる金額ではないでしょうか。その1,000円が、10年後、20年後には、時間を味方につけて、思いがけない果実を実らせてくれるかもしれません。
「お金がないからできない」という思考の壁を壊し、「今の自分にできることは何か?」と小さな一歩を探してみること。
それこそが、お金持ちの思考を実践する、最も重要なステップなのです。
忙しくて新しい習慣を始める時間がありません
「平日は仕事でヘトヘト、休日は家族サービスや溜まった家事で一日が終わる…」
特に、責任ある立場で働く方や、子育て世代の方にとって、「時間がない」というのは、本当に切実な叫びだと思います。
私も中間管理職時代は、深夜帰宅や休日出勤は当たり前で、「自分の時間」なんてものは存在しないかのように感じていました。
このお悩みに対する答えは、「新しい時間を無理やり作る」のではなく、「今ある時間を何と『置き換える』か」という視点を持つことです。
私たちは、意識していないだけで、実は多くの時間を「なんとなく」で浪費してしまっています。
- 通勤電車でSNSのタイムラインをぼーっと眺めている時間
- 帰宅後、とりあえずテレビをつけて、面白くもない番組を見ている時間
- 寝る前に、ベッドの中でスマホを見てしまい、気づけば夜更かししている時間
これらの時間を、たとえ1日15分でもいいので、未来の自分への投資に「置き換え」てみるのです。
完璧な1時間を作り出そうとする必要はありません。
エレベーターを待つ2分間にニュースアプリで業界動向をチェックする、歯を磨いている3分間にオーディオブックを聴く。
そんな「チリツモの5分」を大切にすることが、忙しい現代を生きる私たちにとっての、現実的な習慣化のコツだと私は思います。
時間は「作る」ものではなく、「見つけて、置き換える」もの。
ぜひ、あなたの一日に隠された宝物のような時間を見つけ出してみてください。
まとめ:お金持ちの習慣は未来の自分へのプレゼント選び


今回は、将来のお金の不安を解消し、人生を好転させたいと考えるあなたに向けて、
- お金持ちの習慣の本質的な考え方
- 今日から始められる具体的な行動習慣5選
- やめるだけで効果があるNG生活習慣
- お金の流れを変えるための3ステップ
- 挫折しないための習慣化のコツ
上記について、40代のフツーのサラリーマンである私自身の経験を交えながらお話してきました。
この記事を通して私が最もお伝えしたかったのは、「お金持ちの習慣」は特別なことではなく、「未来がもっと楽しくなるように、今の時間やお金を使う」というシンプルな考え方のクセだということです。
この考え方を少しずつでも実践していくことで、あなたの見る世界や日々の選択が変わり、未来はきっと今よりも明るいものになるでしょう。
大切なのは、完璧を目指すのではなく、まずはコンビニのジュース1本を我慢してみる、といった小さな一歩を踏み出す勇気です。
今日のあなたの小さな選択が、未来のあなたを笑顔にすると信じて、楽しみながら新しい習慣を始めてみませんか。