仕事や家事、育児に追われる毎日を送る方なら、
「やらなきゃいけないことばかりで、やりたいことが何もできない…」
「私だけ要領が悪いのかな…もう心も体も限界…」
こんな風に、自分の人生をコントロールできていない感覚に陥っているかもしれませんね。
僕も40代になり痛感しましたが、その悩みは「時間がない」のではなく「時間の家計簿が赤字」なだけなのです。
時間の作り方の答えは、給料日にまず貯金額を確保する「先取り貯金」と全く同じ。
つまり、1日の最初に「自分のための時間」を天引きする、ただそれだけです。
この記事では、そんな毎日を変えたいと願うあなたに向けて、
- なぜあなたの時間が消えるのか、原因をセルフ診断する方法
- 時間を守るための最強スキル「やめることリスト」の作り方
- 未来の自分への投資時間「朝15分」を天引きする3ステップ
- 毎日のスキマ時間を資産に変える具体的な時間活用法
上記について、フツーのサラリーマンである僕自身の経験を交えながら解説しています。
時間の使い方は、人生の使い道そのものだと言えるでしょう。
ぜひ参考にして、あなたの人生の家計簿を黒字に転換させてください。
「時間がない」は勘違い?まず時間の家計簿を黒字化しよう

「毎日、何かに追われている」
「自分のための時間なんて、1分もない…」。
僕も40代になり、仕事と家庭の両立の中で、全く同じ悩みを抱えていました。
しかし、ある時ふと気づいたのです。
これは「時間がない」のではなく、時間の家計簿が赤字なだけなのだと。
収入以上に支出があればお金が貯まらないのと同じで、24時間という持ち時間を超えるタスクを抱えていれば、時間がなくなるのは当然のこと。
この章では、まずあなたの時間がなぜ消えてしまうのか、その本当の原因を一緒に突き止め、時間を生み出すための最も重要な「考え方の転換」について、僕自身の経験を交えながらお話しします。
あなたの時間はなぜ消える?3つの「見えない浪費」タイプ診断

自分は要領が悪いから…
と自分を責めていませんか。
断言しますが、それは違います。
あなたの時間が消えるのは、性格ではなく「習慣」の仕業。
まずは、以下の3つの「見えない浪費」タイプ診断で、あなたの時間の「穴」がどこにあるのか、客観的に把握してみましょう。
- 完璧主義で沼る「こだわりすぎ」タイプ:
「資料は完璧じゃないと提出できない」「部屋の隅々までキレイにしないと気が済まない」。そんな風に、全てのことに100点を求めていませんか。僕も昔はこのタイプで、1つのパワポ資料に深夜まで時間をかけていました。しかし、そのこだわり、本当に必要でしょうか。多くの場合、80点の出来でも結果は変わりません。むしろ、残りの20点を追い求める時間が、他の重要なタスクを圧迫している元凶なのです。 - 全部自分で抱え込む「断れない」タイプ:
「これ、お願いできる?」と言われると、つい「はい、やります」と答えてしまう。心当たりはありませんか。特に真面目で責任感の強い人ほど、この罠に陥りがちです。「自分がやった方が早い」という考えは一見効率的に見えますが、長期的には自分の首を絞めるだけ。あなたの時間は有限です。他人の仕事を肩代わりすることで、あなたが本当にやるべきだった未来への投資の時間を失っているのです。 - ついスマホを見てしまう「現実逃避」タイプ:
重要な仕事に取り掛かる直前、なぜか無意味にSNSをスクロールしてしまう…。これは意志が弱いからではありません。人間の脳は、プレッシャーのかかるタスクを避け、手軽な快楽に逃げるようにできているのです。この数分の「現実逃避」が積み重なり、1日で1時間以上もの貴重な時間を溶かしているケースは少なくありません。これは、いわば時間の「固定費」。意識的に断ち切らない限り、毎月自動的に引き落とされてしまいます。
いかがでしたでしょうか。



ああ、これだ…。
と思うものがあったはずです。
大切なのは、自分を責めることではなく、この「穴」の存在を認めること。
原因がわかれば、対策は驚くほどシンプルになります。
時間の作り方は「先取り貯金」と同じ。人生が変わる新習慣とは
時間の浪費タイプを自覚できたら、いよいよ本題である時間の「作り方」です。
といっても、睡眠時間を削ったり、気合で乗り切ったりする方法ではありません。
僕が40代から実践し、人生が好転したと断言できるたった一つの答え。
それは、お金の貯め方と全く同じ、「先取り貯金」ならぬ「先取り時間確保」です。
毎月お給料が入ったら、真っ先に貯金額を別口座に移しますよね。
「余ったら貯金しよう」では、いつまで経ってもお金が貯まらないことを、私たちは知っているはずです。
時間も全く同じ。
「仕事が落ち着いたら」
「子供が寝たら」…
その「余った時間」は、残念ながら永遠にやってきません。
なぜなら、私たちの時間は、飛び込みの仕事、急な来客、スマホの通知といった「緊急だが重要でないこと」にいとも簡単に食い尽くされるからです。
だからこそ、発想を逆転させるのです。
1日の最初に、「これは未来の自分のための時間だ」と決めた30分を、何よりも優先して確保する。
この「聖域」とも呼べる時間を天引きしてしまえば、残りの時間で日々のタスクを終わらせるしかなくなり、良い意味での制約が生まれます。
不思議なもので、締め切りが決まると、人間の集中力と生産性は驚くほど高まるものですよ。
この「先取り」という新習慣こそが、日々の忙殺から抜け出し、人生の主導権を取り戻すための、最も確実でパワフルな一歩なのです。
時間を守るは最強のスキル!僕が実践した「やめることリスト」


「先取り時間確保」の考え方が腑に落ちたら、次にやるべきは時間の「支出」を減らすことです。
家計の黒字化も、まずは無駄な固定費の見直しから始めますよね。
時間も同じで、「やめること」を決めるスキルこそが、時間を守るための最強の盾になります。
この章では、あなたの時間を静かに奪っていく「見えない浪費」を断ち切るための、具体的な方法を2つご紹介しましょう。
「緊急だが重要でない仕事」を見極めるアイゼンハワー・マトリクス活用術
「忙しい、忙しい」と言っている人ほど、実は「重要でないこと」に時間を使っているケースが少なくありません。
僕もそうでした…。
そこで役立つのが、タスクを「重要度」と「緊急度」の2軸で整理する「アイゼンハワー・マトリクス」という考え方です。
緊急度:高 | 緊急度:低 | |
---|---|---|
重要度:高 | ①すぐやるべきこと | ②いつやるか決めること |
重要度:低 | ③他人に任せること | ④やめるべきこと |
この表を見て、ハッとした方も多いのではないでしょうか。
そうです、私たちが真っ先に手放すべきは、右下の「④重要でないし、緊急でもないこと」。
そして、最も注意すべきは左下の「③重要ではないが、緊急なこと」なのです。
例えば、以下のようなタスクが当てはまります。
- 目的の曖昧な定例会議
- 自分が出なくても進む打ち合わせ
- 大して重要ではないメールへの即レス
これらは、やっている感はあるものの、あなたの人生の目標には繋がりません。



でも、断れないし…
と思うかもしれませんね。
しかし、これらのタスクに「やらない」という決断を下す勇気が、あなたの未来を大きく変えるのです。
会社の飲み会や不要な会議、どう断る?人間関係を壊さない工夫



やめる」と決めたはいいけれど、どう断ればいいか分からない…。
特に会社の飲み会や会議は、断ることで人間関係が悪化するのでは、と不安になりますよね。
僕も昔は、付き合いが悪いと思われるのが怖くて、全ての誘いに参加していました。
しかし、それでは自分の時間は永遠に守れません。
大切なのは、「断る」ことと「相手を尊重する」ことをセットで考えることです。
私が実践して効果があった、人間関係を壊さない断り方のコツは以下の通りです。
- 感謝と代替案をセットで伝える:
「お誘いありがとうございます!大変申し訳ないのですが、その日は別の予定がありまして…。また次の機会にぜひお声がけください!」のように、感謝の気持ちと、次につながる前向きな姿勢を見せることが重要です。 - 正直に、しかし理由は簡潔に:
「申し訳ありません、明日の朝に集中したい作業があるので、今日は失礼します」のように、正直かつ簡潔に理由を伝えましょう。嘘をつくと、後々つじつまが合わなくなります。 - 会議は「目的」を確認する:
不要な会議に呼ばれた際は、「その会議の目的と、私に期待されている役割を教えていただけますか?」と事前に確認する習慣をつけましょう。これだけで、多くの不要な会議から解放されるはずです。
最初は勇気がいるかもしれません。



この人は自分の時間を大切にしている人だ
と認識されれば、無理な誘いは自然と減っていきますよ。
ちなみに課長ちゃんはお酒自体辞めてしまっていますが、それでも1次会は付き合うと決めています。
メリハリはやっぱり大事ですよね。


「朝15分」を聖域に。未来のための時間を天引きする3つのステップ


さて、時間の家計簿を黒字化するための具体的なアクションプランに移りましょう。
僕が最も効果を実感したのが、1日の最初に「未来のための時間」を強制的に天引きしてしまうことです。
わずか15分で構いません。
この時間を「聖域」として死守することが、あなたの毎日、ひいては人生全体を大きく変えるきっかけになります。
ここでは、誰でも今日から始められる具体的な3つのステップをご紹介しますね。
ステップ1:最重要タスクを1つだけ決める【勉強・趣味・副業】
まず最初にやるべきことは、「自分の人生にとって、今最も重要なことは何か」を自問自答し、そのためのタスクをたった1つだけ決めることです。



あれもこれもやらなきゃ…
と考えてしまうと、途端に行動のハードルが上がってしまいます。
ポイントは、「緊急ではないが、将来の自分にとって非常に重要」なタスクを選ぶこと。
例えば、以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 勉強:
資格取得のための学習、語学の勉強、投資の知識習得など。 - 趣味:
読書、楽器の練習、絵を描く、登山や釣りの計画を立てるなど。 - 副業:
ブログの記事執筆、Webサイト制作の学習、スキル販売の準備など。



時間ができたらやろう
と思っていたことを、ここで一つだけ選び取るのです。
このタスクこそが、あなたの人生を豊かにする「金の卵」になります。
ステップ2:カレンダーに「自分とのアポ」を入れる【ワーママ・営業マンの実例】
やるべきタスクが決まったら、次はそれを実行する時間を予約します。
手帳でもスマホのカレンダーアプリでも構いません。
自分とのアポイントとして、具体的な時間をブロックしてしまうのです。
これは単なる予定ではありません。



絶対にキャンセルできない、最重要クライアントとの会議
だと思ってください。
僕の場合は、毎朝6:00〜6:15を「投資の勉強」としてカレンダーに登録し、家族にも「この時間は話しかけないで」と宣言しました。
- ワーキングマザーの方なら:
子供が起きる前の朝5:30〜5:45を「読書の時間」に。 - 多忙な営業マンの方なら:
出社後すぐの9:00〜9:30を「資格勉強の時間」としてブロックし、メールチェックはその後に。
このように、自分のライフスタイルに合わせて「聖域」となる時間を設定することが重要です。
週に1回、30分からでも大丈夫。
大切なのは、その時間を他の何よりも優先する、という自分との約束を守ることです。
ステップ3:完璧を目指さない。8割できたら自分を褒める習慣
最後のステップが、実は最も重要かもしれません。
それは、完璧を目指さないということです。
せっかく時間を確保しても、
「今日は疲れていて集中できなかった…」
「計画通りに進まなかった…」
と自分を責めてしまうと、習慣は絶対に続きません。
僕も最初の頃は、



15分でここまでやるぞ!
と意気込みすぎて、達成できない自分に落ち込むことがよくありました。
しかし、この習慣の目的は、タスクを完璧にこなすことではありません。
「未来のために時間を使う」という行動を、毎日続けること自体がゴールなのです。
たとえ目標の8割しかできなくても、「今日も自分との約束を守れた!」と自分を褒めてあげましょう。
参考書を1ページしか読めなくても、単語を1つしか覚えられなくても、ゼロよりは遥かに大きな前進です。
この小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感を育み、やがて大きな自信へと繋がっていきます。
スキマ時間を資産に変える!今日からできる時間活用法4選


「先取り時間確保」の習慣と並行して取り組みたいのが、「スキマ時間」の有効活用です。
5分や10分といった細切れの時間は、一見すると何もできないように思えるかもしれません。
しかし、この小さな時間を意識的に活用することで、1日トータルでは30分以上のまとまった時間を生み出すことも可能になるのです。
まさに「チリも積もれば山となる」ですね。
ここでは、僕自身も毎日実践している、スキマ時間を未来への資産に変える具体的な4つの活用法をご紹介します。
通勤時間はインポットのゴールデンタイム
もしあなたが電車通勤をしているなら、その時間は絶好のインプットチャンスです。



通勤時間は疲れていて何もできない…
と感じる気持ちはよく分かります。
しかし、例えば「1駅分だけ本を読む」「3曲分だけイヤホンで英語を聞く」といった小さな目標なら、意外と実践できるものですよ。
最近では、本の要約サービスや音声学習アプリも充実しています。
僕もオーディオブックを活用することで、通勤時間を丸ごと「読書時間」に変えることができました。
満員電車で本を開くのが難しい方でも、耳からのインプットなら無理なく続けられるのではないでしょうか。
この毎日の小さな積み重ねが、1年後には大きな知識の差となって表れてくるでしょう。
家事の時間を短縮する「ながら作業」のコツ
特に育児中のワーキングマザーの方や、家事を一手に引き受けている方にとって、家事の時間は大きな負担ですよね。
ここでのポイントは、「一つの作業に集中しない」ことです。
いわゆるマルチタスクは生産性を下げると言われますが、単純作業である家事の場合は例外。
「ながら作業」を組み合わせることで、家事の時間を自己投資の時間に変えることができます。
- 食器洗いをしながら:
ワイヤレスイヤホンで興味のあるYouTubeチャンネルを聞く。 - 洗濯物を干しながら:
その日のタスクやアイデアを頭の中で整理する。 - 掃除機をかけながら:
音声学習で新しい知識をインプットする。
大切なのは、家事を「無の時間」にしない工夫です。
読みたいタイトルがあれば、Audibleもかなりおすすめです。


スマホの通知オフで集中できる時間を作る
「スマホをつい見てしまう」タイプの浪費癖がある方に、ぜひ試してほしいのが通知のオフです。
LINEやSNSの通知は、私たちの集中力を最も奪う要因の一つと言えるでしょう。
「ちょっとだけ」のつもりが、気づけばネットサーフィンに没頭していた…なんて経験は誰にでもあるはず。
仕事中や勉強中など、集中したい時間帯だけでもいいので、思い切って通知をオフにしてみてください。
これだけで、細切れにされていた集中力が持続し、作業効率が格段に上がります。
スマホは便利なツールですが、時には距離を置く勇気も必要です。
自分の時間を守るために、スマホを「使う」側になりましょう。
週末の作り置きが平日の余裕を生む
平日の夜、仕事で疲れて帰ってきてから夕食の準備をするのは本当に大変ですよね。
「今日の夕飯、何にしよう…」
と考える時間だけでも、かなりの負担になります。
そこでおすすめなのが、週末に1〜2時間だけ頑張って「作り置き」をしておくこと。
これぞまさに、未来の自分への最高のプレゼントです。
平日は温めるだけで食事が完成するので、調理にかかる時間が大幅に短縮されます。
空いた時間で子供とゆっくり話したり、自分の趣味に時間を使ったりと、心の余裕が生まれるはずです。
僕の家でも週末の作り置きを始めてから、平日の夜の慌ただしさが嘘のようになくなりました。
最初は大変に感じるかもしれませんが、効果は絶大ですよ。
【FAQ】時間がない悩みに関するよくある質問


ここまでの内容を読んで、



考え方は分かったけど、自分の場合はどうなんだろう…
と感じる疑問もあるかもしれませんね。
僕自身もそうでした。
ここでは、そんなあなたの「あと一歩」を後押しするために、特に多くの方がつまずきがちな3つの質問について、私なりの考えと具体的な解決策を詳しくお話しさせてください。
育児中でまとまった時間がなくても大丈夫?
はい、全く問題ありません。
むしろ、育児や介護などで「まとまった時間が取れない」と悩んでいる方にこそ、この記事でお伝えした方法は必ず役に立つと確信しています。
多くの方が「勉強するなら最低1時間」のように、無意識に「まとまった時間」を前提に計画を立ててしまいます。
しかし、子供の機嫌や急な呼び出しに左右される状況では、その計画は簡単に崩れ去り、
「やっぱり私には無理なんだ…」
という自己嫌悪につながりかねません。
発想を180度転換しましょう。
重要なのは、まとまった時間ではなく、5分、10分といった「スキマ時間」をいかに「資産」に変えるかです。
例えば、こういった例はどうでしょうか?
- 「やることリスト」ならぬ「5分でできることリスト」を作る:
「洗濯物をたたむ」「お風呂を洗う」といった家事だけでなく、「単語を3つ覚える」「読書を2ページ進める」「ストレッチをする」といった自己投資タスクも書き出しておきます。 - スキマ時間が生まれたら、リストから選んで実行するだけ:
「子供が一人で遊んでいる5分」「お湯が沸くまでの3分」といった時間に、迷わずタスクを実行できます。
ポイントは、「時間ができたら何をしようか」と考える時間をゼロにすること。
事前にやることを決めておくだけで、細切れ時間は未来への投資時間に変わります。



こんなことで意味があるの?
と思うかもしれません。
しかし、5分の積み重ねは12日で1時間になります。
この小さな一歩が、あなたの自己肯定感を着実に育ててくれるはずです。
予定外の仕事が多くて計画が崩れてしまいます…
これも、特に責任感の強いビジネスパーソンや中間管理職の方からよく聞く悩みですね。



完璧な計画を立てたのに、上司からの急な依頼で全部パーになった…
という経験、僕も数え切れないほどあります。
この問題の根源は、計画そのものではなく、「計画は完璧に遂行されなければならない」という思い込みにあります。
断言しますが、予定外の出来事が起きない日など、まずありません。
ではどうすればいいか。
答えは、最初から「計画が崩れること」を計画に組み込んでしまうことです。
具体的には、一日のスケジュールの中に、意図的にバッファ(空白時間)を設けるのです。
例えば、8時間労働なら、実働タスクは6時間分しか入れない。
残りの2時間は、あらかじめ予期せぬ事態への対応時間としてブロックしておく。
こうすることで、急な仕事が入っても「想定内です」と冷静に対処できますし、何も起きなければ、その2時間は自己投資や残務整理に充てられます。
これは、お金の管理でいう生活防衛資金と同じ考え方ですね。
不測の事態に備えることで、精神的な安定を得る。
計画はガチガチに固めるものではなく、変化に柔軟に対応するための地図のようなもの。
ぜひ、あなたのスケジュールに優しい余白を作ってあげてください。
睡眠時間を削るのはやっぱりダメ?
はい、これだけは断言させてください。絶対にダメです。
「時間がないから睡眠時間を削る」という選択は、最も手軽に見えて、実は最も高くつく、人生における最悪の節約術です。
これは、お金がないからといって、健康を切り売りしてお金に換えようとするのと同じこと。
短期的には時間(お金)が手に入るかもしれませんが、長期的には集中力の低下、判断ミス、心身の不調といった形で、必ず自分にツケが回ってきます。
僕も若い頃は「3時間睡眠で頑張った」と武勇伝のように語っていましたが、今思えば、日中のパフォーマンスは最悪でした。
簡単なメールの返信に30分もかかったり、会議中に上の空になったり…。
あれは頑張っていたのではなく、ただただ非効率なだけだったのです。
近年の研究では、質の高い睡眠が記憶の定着や問題解決能力を向上させることが明らかになっています。
つまり、しっかり眠ること自体が、時間を生み出すための最高の自己投資なのです。
忙しいと感じる時ほど、意識して最低でも6〜7時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。
翌朝、頭がスッキリと冴え渡り、昨日まで30分かかっていた仕事が15分で終わる。
そんな魔法のような体験ができるはずです。
時間を「作る」第一歩は、まず「しっかり休む」ことから。
ぜひ、今夜から試してみてください。
まとめ:「時間がない」は卒業!時間の家計簿を黒字化しよう


今回は、毎日忙しく「時間がない」と悩んでいる方に向けて、
- なぜあなたの時間が消えるのか、原因をセルフ診断する方法
- 時間を守るための最強スキル「やめることリスト」の作り方
- 未来の自分への投資時間「朝15分」を天引きする3ステップ
- 毎日のスキマ時間を資産に変える具体的な時間活用法
上記について、フツーのサラリーマンである僕自身の経験を交えながらお話してきました。
時間がないという悩みの本質は、時間の不足ではなく、「時間の家計簿が赤字」であること。
そしてその解決策は、お金の管理と同じく「先取り」という考え方にあります。
この習慣を身につければ、あなたはもう時間に追われる側ではありません。
自分の意思で時間をコントロールし、勉強や趣味といったやりたいことに挑戦できる、人生の主導権を握る側になれるでしょう。
時間の使い方は、人生の使い道そのものです。
まずはあなたのカレンダーに自分のためのアポイントを一つだけ入れてみてください。
その天引きしたわずか15分が、あなたの人生を黒字に転換させる、最も確実な自己投資になりますよ。