ChatGPTを使っていて、こう思ったことはありませんか。
「もう少し初心者向けに説明してほしい」
「毎回、同じことを伝えるのが面倒」
「答えは合っている気がするけど、自分には少し難しい」
私は、ChatGPTを使い始めた人ほど、この悩みが出やすいと思っています。
ChatGPTは便利です。ただ、何も設定していない状態だと、こちらの状況をあまり知らないまま答えます。
だから、毎回こちらから「私は副業初心者です」「専門用語は少なめで」「40代向けに」などと説明することになります。
そこで使えるのが、ChatGPTの「カスタム指示」です。
OpenAIは2026年7月15日、ChatGPTのカスタム指示の文字数上限を引き上げると発表しました。
Plus、Pro、Enterprise、Business、Educationユーザーは、これまでの1,500文字から最大5,000文字まで保存できるようになっています。
この記事では、カスタム指示を難しい設定としてではなく、ChatGPTに渡しておく「自分の説明書」として整理します。
まず結論:カスタム指示は、初心者ほど先に入れた方がいい

カスタム指示は、上級者だけが使う設定ではありません。
むしろ、ChatGPT初心者ほど先に入れておくと楽になります。
理由はシンプルです。
毎回、自分の状況を説明しなくてよくなるからです。
たとえば、ChatGPTに何か相談するとき、毎回こんなことを書いていませんか。
- 初心者にも分かるように説明して
- 専門用語を減らして
- 副業を始めたばかりの人向けにして
- 40代向けに現実的に考えて
- 長すぎるので短くまとめて
これを毎回入力するのは、地味に面倒です。
カスタム指示に先に書いておけば、ChatGPTがそれを前提として答えてくれます。
私なら、カスタム指示は「AIを賢くする設定」というより、「自分がAIに毎回している自己紹介を保存する場所」と考えます。
それくらい軽く考えた方が、初心者には使いやすいです。
カスタム指示とは何か
カスタム指示は、ChatGPTに「回答するときに考慮してほしいこと」を先に伝えておく機能です。
OpenAIのヘルプでは、カスタム指示に書いた内容はChatGPTの回答に反映されると説明されています。
たとえば、次のようなことを書けます。
| 書くこと | 例 |
|---|---|
| 自分の状況 | 40代で副業を始めたばかりです |
| 知識レベル | AIやITには詳しくありません |
| 使う目的 | ブログ、副業、仕事整理に使いたいです |
| 好きな説明 | 専門用語を少なく、具体例多めでお願いします |
| 避けたい回答 | 難しい理論だけで終わらせないでください |
こういう情報を入れておくと、毎回のやり取りが少し楽になります。
大げさに言えば、ChatGPTに「私はこういう人です」と名札をつけておく感じです。
何が変わったのか
今回の変更で、カスタム指示に保存できる文字数が増えました。
OpenAIのリリースノートでは、Plus、Pro、Enterprise、Business、Educationユーザーは最大5,000文字まで保存できるようになったと案内されています。
| プラン | カスタム指示の上限 |
|---|---|
| Free / Go | 最大1,500文字 |
| Plus / Pro | 最大5,000文字 |
| Enterprise / Business / Education | 最大5,000文字 |
初心者にとって大事なのは、「5,000文字も書かなきゃいけない」という話ではありません。
むしろ逆です。
最初は300文字くらいで十分です。
ただ、文字数に余裕ができたことで、自分の仕事、目的、苦手なこと、回答の好みを少し丁寧に書けるようになりました。
ChatGPTをよく使う人ほど、ここはじわじわ効いてくると思います。
初心者は何を書けばいいか

まずは、難しく考えなくて大丈夫です。
私は、初心者なら次の5つだけ入れれば十分だと思います。
- 自分の立場
- 使いたい目的
- 苦手なこと
- 好きな説明のされ方
- 避けてほしいこと
たとえば、こんな感じです。
私は40代で、副業とブログに取り組み始めた初心者です。AIやITの専門知識はあまりありません。説明するときは、専門用語を少なめにして、具体例を入れてください。正解だけでなく、初心者がつまずきやすい点も教えてください。文章は少しやわらかく、でも煽らないトーンが好きです。
これだけでも、かなり変わります。
ポイントは、立派な自己紹介を書こうとしないことです。
ChatGPTに必要なのは、履歴書のような情報ではありません。あなたがどんな説明なら分かりやすいか、何に使いたいかです。
40代ライトユーザー向けのテンプレート
そのまま使うなら、まずはこのくらいでいいと思います。
私は40代で、AIを仕事や副業、ブログ作成に少しずつ使い始めています。AIやITには詳しくないので、専門用語はできるだけ少なくしてください。説明は、初心者にも分かる順番でお願いします。抽象論だけでなく、実際に何をすればいいかまで落とし込んでください。副業や個人ブログで使う場合の注意点も、やさしく教えてください。必要以上に不安を煽らず、現実的な判断を一緒に考えるようなトーンが好きです。
これを入れておくと、ChatGPTの返事が少し「自分向け」になります。
もちろん、完璧ではありません。
でも、毎回「初心者向けにして」と言う手間は減ります。
最初はこれを入れて、使いながら少しずつ直していけば十分です。
入れない方がいい情報
カスタム指示は便利ですが、何でも入れていいわけではありません。
私は、次の情報は入れない方がいいと思っています。
| 入れない方がいいもの | 理由 |
|---|---|
| 住所や電話番号 | 毎回の回答に必要ない |
| パスワードや認証コード | 入れる必要がない |
| 顧客の名前や連絡先 | 相手の個人情報になる |
| 本業の社内情報 | 会社のルールに触れる可能性がある |
| 銀行口座やカード情報 | AIに渡す必要がない |
カスタム指示は、これからのチャットに反映される設定です。
だからこそ、「毎回使われても困らない情報」だけを書くのが安全です。
OpenAIのヘルプでも、サードパーティのプラグインを使う場合、関連するカスタム指示の情報がプラグイン開発者に渡る場合があると説明されています。
難しく考えすぎる必要はありません。
ただ、
個人情報や顧客情報は入れない。
ここだけは最初に決めておくと安心です。
私ならこう使う
私なら、カスタム指示には「自分の詳しい個人情報」ではなく、「回答の作法」を入れます。
たとえば、こうです。
| 入れること | 目的 |
|---|---|
| 初心者向けに説明してほしい | 難しい回答を避ける |
| 具体例を入れてほしい | 自分ごと化しやすくする |
| 副業やブログ目線で考えてほしい | 使う場面に寄せる |
| 断定しすぎないでほしい | 判断を冷静にする |
| 最後に行動手順をまとめてほしい | 次に何をするか分かりやすくする |
カスタム指示は、自分を全部覚えさせる場所ではありません。
「こういう答え方をしてくれると助かる」という希望を置いておく場所です。
このくらいの距離感がちょうどいいと思います。
うまくいかないときの直し方
カスタム指示を入れても、最初から完璧にはなりません。
返答がまだ難しければ、こう直します。
専門用語を使うときは、一言で意味を添えてください。
返答が長すぎるなら、こう足します。
最初に3行で要点をまとめてから、必要な場合だけ詳しく説明してください。
副業目線が弱いなら、こう足します。
会社員が副業で使う場合の注意点も入れてください。
文章が硬すぎるなら、こう足します。
先生のように上から説明するのではなく、一緒に考えるような口調でお願いします。
こうやって少しずつ直せば大丈夫です。
カスタム指示は、一度で完成させるものではありません。
ChatGPTを使いながら、自分用に育てていくものです。
よくある質問
ChatGPTのカスタム指示は無料でも使えますか?
OpenAIのヘルプでは、カスタム指示はWeb、Desktop、iOS、Androidで利用でき、FreeとGoでは最大1,500文字まで保存できると説明されています。
Plus、Pro、Enterprise、Business、Educationでは最大5,000文字まで保存できます。
5,000文字いっぱい書いた方がいいですか?
最初から5,000文字を書く必要はありません。
初心者なら、まずは300〜500文字くらいで十分です。長く書くより、「自分は初心者」「副業やブログに使いたい」「専門用語を減らしてほしい」のように、よく使う前提を書いた方が使いやすいです。
カスタム指示に個人情報を書いてもいいですか?
私はおすすめしません。
住所、電話番号、顧客情報、パスワード、本業の社内情報などは入れない方がいいです。毎回の回答に必要ない情報は、カスタム指示に置かない方が安心です。
カスタム指示とメモリは同じですか?
同じではありません。
カスタム指示は、自分で書いておく「回答の前提」です。メモリは、ChatGPTが会話の中から覚える情報です。初心者はまず、自分で管理しやすいカスタム指示から触るのが分かりやすいと思います。
入れた内容はあとから変えられますか?
変えられます。
OpenAIのヘルプでは、カスタム指示は編集や削除ができると説明されています。最初から完成形を目指さず、使いながら直していけば大丈夫です。
まとめ
ChatGPTのカスタム指示は、難しい上級者向けの設定ではありません。
むしろ、ChatGPTを使い始めた初心者ほど、先に入れておくと便利です。
今回、Plus、Pro、Enterprise、Business、Educationユーザーでは、カスタム指示の上限が1,500文字から5,000文字に増えました。
ただし、大事なのは文字数ではありません。
ChatGPTに毎回伝えていることを、先に置いておくことです。
「私は初心者です」
「副業やブログに使いたいです」
「専門用語は少なめにしてください」
「具体例を入れてください」
これだけでも、ChatGPTは少し使いやすくなります。
私なら、カスタム指示は「自分の説明書」として使います。個人情報を詰め込むのではなく、どんな答え方をしてほしいかを書く。
AIを使いこなすというより、まずはAIに毎回同じ説明をしなくて済むようにする。
初心者の最初の一歩としては、それくらいで十分だと思います。

